菜の花が咲きだす頃は、本格的な春の訪れです。
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一月も後半に入ると、スーパーや八百屋さんでは「菜の花」を見かけるようになりましたね。
菜の花は大体3月の前半位までが「旬」に当たる時期で、3月も後半に入ると黄色い花が咲き、食用としては「食べ頃」が過ぎてしまいます。
取り分け日本料理では、立春(2月4日頃)から春分(3月21日頃)位まで使用する事が多く、黄色い綺麗な花が咲き始める頃には、殆んど料理に使う事はありません(花が咲いたものを名残(なごり)として使う場合もある)
そんな春の訪れを象徴する「菜の花」ですが、一体どの部位が食用として適しているのか、いまいち良く分からない。・・・なんて事はありませんか?
よく料理の本やレシピサイトなどに、「根本の硬い所を落として使う」とあります。
しかし、小売店で手に入る菜の花は、既に根本は切り落とされているものが殆ど。
では、根本は硬くて食べられないのかと言えば、そういう訳でもないのです。
むしろ成長前の菜の花は「茎」に当たる部位が、一番美味しく柔らかい所。
「筋ばって硬いから食べられない」のではなく、筋を剥いてないから硬いのです。
筋は手で簡単に剥けるので剥いてしまいましょう。
一応全部食べられますが、上側の「つぼみ」のある部位、下側の「茎」の部位、そして歯応えのある「葉」と「茎の筋」に分けます。
葉の部位は何となく柔らかいイメージですが、実際は一番筋ばって硬い所。
水洗いして直接使用しても良いのですが、お浸しや和え物に使う場合は下茹でします。
また、保存する場合も下茹でしてから保存したほうが長持ちします。
塩揉み、下茹でして冷水にさらしておくと、苦味も和らぎます。
まあ、「苦味」が苦手な人には仕方が無いのですが、菜の花特有の「ほろ苦さ」はある程度残した方が良いかもしれません。
【菜の花とベーコンの温野菜サラダ】
こんがり炒めたスモークベーコンと合わせて温野菜にしました。
温野菜は野菜自体に下味を軽く付けておくと、味が引き締まります。
ソースは「マヨネーズ、クリームチーズ、レモン汁、薄口醤油」仕上げにブラックペパー。
【菜の花と豚しゃぶの土佐酢ジュレ】
さっぱりした味わいの酢の物。
土佐酢とは「かつおだし」を主体にした三杯酢の事。
【菜の花と牛バラのとじ煮】
卵でとじた「とじ煮」
葉と、茎の筋は「下茹で」をしっかりする事で、柔らかく食べる事ができます。
【菜の花のみぞれ椀】
菜の花の茎を浮かべた「みぞれ仕立て」 少しゆるめの柔らかい白玉も入れました。
茎は卵黄と一緒に「味噌漬け」にしたり、裏ごししてゼラチンで固めても綺麗な緑色が映えます。
調理例を幾つか挙げてみました。
菜の花の美味しい食べ方を、是非実践してみて下さいね(・∀・)