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makimikanの料理と日常と

 

【虎魚(おこぜ)】見た目はグロテスクな魚だけど、味はトラフグよりも旨いのだ

こんにちはMakimikanです。 ご来訪ありがとうございます(*´▽`*)

 

今日は久しぶりに馴染みの魚屋に行きました。

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店の生け簀にオコゼが4~5尾泳いでいたので1尾購入。

魚屋のおばちゃんに、「たまには自分で捌くから、そのままでいいよ」って言ったら200円割引してくれた(手数料って事だろうけど、ちょっと得した気分(*´▽`*)

普段は魚臭くなるのが嫌だから、水洗いは任せる事が多いんだけど・・・

 

 

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瀬戸内海産でサイズは400g弱の一尾1100円。 2人で食べるには、十分のサイズ。

非常にグロい見た目ですが、冬の河豚(ふぐ)に対して夏の虎魚(おこぜ)と呼ばれる位、美味な魚。

ですが、実際はオコゼも冬場の方が脂が乗って美味しかったりする。

これは鰻(うなぎ)も一緒ですね。

 

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おばちゃんに「これはオマケやで」と言って、「真ごち」も半身頂きました。

めっちゃ嬉しいけど、凄い丼勘定w

 

 

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開いた所。

「家でオコゼを捌く」なんて事はまず無いとは思うけど、背中のヒレには猛毒があります。刺されると大変な事になるので要注意。

オコゼは表面の汚れが多いので、亀の子タワシ等で丁寧に水洗いをします。

 

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お腹の中も丁寧に水洗い。

内臓は肝(肝臓)と胃袋以外は食べられないので処分します。

アドセンス的には大丈夫だろうか?

 

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左が胃袋、右が肝。胃袋は中身をひっくり返して、さらに水洗い。

その後、臭みを抜く為に塩をまぶします。

どちらもボイルしますが、胃袋はコリコリした食感が持ち味。

 

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右上から、頭、カマ(ヒレ下の胸肉)、中骨、胃袋。

右下から、すき身、外皮、とうとう身(内皮)、肝。

これらが、食用できる部位。

 

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家に長年置いていた、昔使っていた柳刃(刺身専用の包丁)を久々に引っ張りだしたらエライ事に(´・ω・`)

サビは後日修正する事にして、いつも使っている「牛刀」を使用する事にしました。。

 

 ↓オススメ

 

【虎魚ちり造り】

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お刺身。ぽん酢で頂きます。

捌きたての新鮮な歯応えを取るか、一日寝かせて熟成した旨味をとるかは好みが分かれる所。

 

 

【虎魚丸仕立て】

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お酒をたっぷり使った、丸仕立てのお椀。

丸とは関西で言う「すっぽん」の事で、すっぽんも同様にお酒や生姜を使います。

 

 

【虎魚と隼人瓜の酢びたし】

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お酢を加えて、少し酸味の効いた淡い味で炊いたオコゼの頭と中骨。

サッパリしてます。

 

 

「真ごちと姫蕪の炊き合わせ」

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おばちゃんにサービスでもらった「真ごち」は甘辛く煮付け、カブと合わせて炊き合わせにしました。

 

 

 

 

 

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