本場イタリアのカルボナーラは、生クリームを使用しないのが基本?
こんにちは Makimikanです。 ご来訪ありがとうございます(*´▽`*)
今回のテーマは「カルボナーラ」
単純そうに見えますが、作る人によって結構味に差が出たりもしますよね。
一般的な作り方は、チーズ、生クリーム、卵、ベーコンを使用した、滑らかなソースにからめるスパゲッティ。
ですが、今回は本場ローマの「生クリームを使わないレシピ」で解説していきたいと思います。
作るカルボナーラは「ラ・ベットラ」のオーナーシェフ・落合勉氏の講演会で教えて頂いたもの。
イタリアンの巨匠で、全国各地で実習を兼ねた講演会をされている有名な方。
講演会の料理は「トマトのカポナータ」や「アクアパッツア」等に加えて、有名な「カルボナーラ」等の実演と試食がメインでした。
お店の運営は、多分お弟子さんに任されているのでしょうね。
【生クリームを使用しないカルボナーラ】
まずは、講演会で実際に使用した食材です。
パスタ:ディ・チェコ№11
イタリアの人気パスタメーカー。
バリラ等、他社の製品と比べて表面に細かい凹凸があるのでソースが絡みやすいのが特徴。 日清製粉さんと提携販売されています。
チーズ:ペコリーノ・ロマーノ
ローマ風カルボナーラには必須のアイテムで羊乳を使用。
「パルミジャーノ」と比べて少しクセが強く、独特な風味があります。
オリーブオイル:ディ・チェコ エクストラヴァージン クラシコ
※現在は日本製粉さんの「ダンテ・ノヴェッロ」がオススメのようです。
「 その他」
卵:卵は地元の養鶏場の卵を使用。
ブラックペパー:ギャバン ブラックペパー
これはお馴染みですね。
白ワインは安い物でOK。 パセリはフレッシュイタリアンパセリのアッシェ(みじん切り)です。
【今回使用する食材】
パスタ:バリラ スパゲッティ 1.7㎜
こちらは日本製粉さんと提携販売しているパスタ。ディ・チェコとは逆に表面は滑らかでツルッとしています。
チーズ:明治 北海道十勝パルメザンチーズ 80g
日本のメーカーさんが作る、いわゆる「合成パルメザンチーズ」ですが、保存しやすく使い勝手が良いので重宝します。
オリーブオイル:オリテラ スペイン産 エキストラバージン
スペイン産のオリーブオイルでフルーティな香りが特徴。香りはそれほど強くないので、サラダやカルパッチョにも合います。 私的にはディ・チェコよりもオスス
その他
ブラックペパーはギャバンの粗びきタイプを、卵は近所のスーパーで特売していた物(1個10円)でした。
それでは、実際にカルボナーラを作っていきたいと思います。
材料:2人前
パスタ:160g
卵:3個
パルメザンチーズ:10g
ピザ用ミックスチーズ:10g(市販の物)
オリーブオイル:大さじ2杯
ベーコン:20g ※出来れば厚めのパンチェッタ(豚バラの塩漬け)が好ましい
白ワイン:大さじ2杯(飲みかけのものでも可)
ブラックペパー:お好みで(ちょっとかけすぎなんじゃないの?って位かけたほうが美味しい)
パセリ:市販の粉パセリを使用。
塩:適量
旨味調味料:味の素等を少々(これもお好みで、少し加えると日本人好みになる)
「作り方」
➀大き目のお鍋でお湯を沸かす。
たっぷり5リットル以上入れて、塩を1%加えます。今回は「バリラ」を使用するので、ちょっと多めの1.2%位加えた方が良いと思います。
※塩はお湯が沸騰してから入れる事。
②カルボナーラソースを作る。
たまご3個は全卵1個と卵黄2個に分けて、ボウルで良く混ぜておきます。
パルメザンチーズとミックスチーズを加えて、更に混ぜます。
③フライパンにオリーブオイルを入れて、ベーコンを炒めていきます。
中火から弱火でじっくりと炒めて、ベーコンの旨味を引き出します。
肉厚なパンチェッタやベーコンならカリカリになるまで炒めますが、私が購入したベーコンはペラペラでしたので、これ位でやめておきます。
更に白ワインを加えて、アルコールを飛ばします。
④ベーコンを炒めるのと同時にパスタを茹でる。
最初にトングか菜箸で軽くかき混ぜる。茹で時間はパッケージより若干早め(1分位)
⑤ソースをゆで汁で伸ばしていく。
かき混ぜながらボウルの中で少しずつ入れて伸ばしていきます。 フライパンでするよりも失敗しにくい。
⑥茹で上がったパスタをソースに絡めていく。
ベーコンを炒めたフライパンは必ず火を止めて粗熱をとっておきます。パスタは専用のトングや菜箸で、水分をあまり切らない状態で投入。
ソースと旨味調味料を加えて、極弱火にかけます。
※脇に濡れた布巾を置いて、フライパンの底を当てたり、茹で湯を加えたえり、パスタを混ぜながら、卵が固まらないように温度調節をする。
ブラックペパーとパセリを振って、味はゆで汁とチーズの塩分で十分。
生クリームを使用しないカルボナーラの完成です。
今回作ってみて思った事は、これは本場のカルボナーラかもしれないし、卵だけでも十分美味しいという事。
ですが、個人的にはやっぱり生クリームが入った方がクリーミーで好きかな?と思いました。
後は調理しながら写真を撮る事が苦手なので、スマホですが、手早い作業が必要なカルボナーラは撮影が難しかったですね(´・ω・`)
「 生クリームは無いけどカルボナーラが食べたい」なんて時には重宝しますよ。