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お祝いの席で提供される料理のルール。 結婚式の披露宴で使う食材の注意点とは?

 

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 お祝いの席で提供される料理にはルールがあります。

 

こんにちは Makimikanです。

ご来訪有難うございます(*´▽`*)

 

今回のテーマはお祝い事のお料理。 

 

その中でも婚礼のお祝いとして、不祝儀に繋がる食材は扱わない等、結婚式の披露宴での料理には最低限のルールがあるのでそれぞれ紹介していきますね。

 

 

【婚礼の儀と結納、お顔合わせ】

 

「婚礼の儀」とは人生の一大イベントである結婚式の事。

 それ以外にも結婚式の前に両家の絆を深める約束事に「結納の儀」があります。

 最近では、結納をされる方は少なくなり、婚前の両家のご挨拶を含めたお食事会「お顔合わせ」のみを実地される家庭が増えているように思います。

 

 

【結婚式の披露宴での料理の注意点】

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〇:「紅白を必ず取り入れる事」

 紅白はめでたさの象徴なので説明は特には不要かと思われますが、料理の色合いのバランスを保つ為に、食材は赤色よりも白色を前面に出したり少し大きくしたりします。

これは、並ぶと赤色の方がどうしても目立って強調される為で、あえて白色を大きく見せる事で初めて色合いのバランスが取れるからです。

 

✖:「黒白(こくびゃく)はNG!」

 逆に、避けるべき色使いは黒と白。

黒豆ごはんやお造りのイカに海苔を巻いて作る「鳴門造り」等は、不祝儀の際に用いる料理であり、それを連想させる為に好ましくないのです。

 

 

 

【婚礼にふさわしい食材とそうで無いもの】

 

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〇「真鯛(まだい)、伊勢海老(いせえび)等の海老類、蛤(ハマグリ)等」

 鯛や伊勢海老は王道ですよね。伊勢海老の替わりに車海老やロブスターでも良いと思います。

 蛤を使う理由なのですが、蛤は元の一対で無ければ殻同士が合う事は絶対に無いんです。これが夫婦円満の縁起物として良く使用されます。

 

私が住む田舎のホテルや式場では、お刺身や鯛の塩焼きもあり、更にフランス料理のメインディッシュらしきものがドーンと出てくる「和食+フレンチの披露宴コース料理?」も定番として人気があるようです。

 

 

✖:「蟹(かに)、鮎(あゆ)等はNG!」

 蟹は少し以外かもしれませんが、「ハサミが縁を切る」や「蟹は横にしか歩けないのでいつまでも前進できない」等を連想させる為に避けられる事が多い食材です。

鮎も和食では夏場の懐石料理の華ですが、生まれてからの生涯が短い為にお祝い事には相応しくありません。

 

他にも料理を盛り付けて提供する際に、品数等は偶数は避ける(割り切れる)や「巻物は左巻きが鉄則」等あります。

 ※奇数の9(苦になる)はNG!、偶数の8(末広がり)はOK

 

 

「結納の基礎知識と料理」

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結納とは古くからのしきたりにそって、両家が結納品を交換しあう儀式の事。

ですが、日本各地、地域により風習や伝統が残るようなので、一概には言えません。

 

料理屋やホテルでは「結納プラン」を扱っている所が多いので、予算に合わせて料理内容やお酒の出し方等を、担当の方と相談されるのが良いと思います。

 

料理のルールは披露宴と同じ感覚ですが、純粋な和食が無難な所。

 

更に桜の塩漬けを水洗いして、お湯で戻した桜茶(さくらちゃ)が提供されます

 

 

このように、お祝い事の席には料理だけで細かいルールがあります。 

本当に身内だけのお食事会なら、そこまで気にする必要は無いと思います。

ですが、両家の親族や知人を招く披露宴になるとそういう訳にもいきませんよね?

 

「お祝いの席で提供される料理にはルールがある」という事だけでも 、覚えておいて損は無いかと思います。

 

 

Makimikanでした。