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makimikanの料理と日常と

 

うなぎ物語 ~序章~

 

皆さん今年はもう食べましたか?

 

 

・・・何をって?

 

ほら、あれですよ。

 

細長くて、ぬるぬるで、〇〇丼にしたり、〇〇〇のかば焼きにしたり、

名古屋の〇〇まぶしにしたり。

 

・・・そうです、うなぎです。

ウナギですよ。

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本当に美味しいですよねえ、私も大好きです。

 

ちーちゃんがどうしても食べたいって言うから

 

かば焼きになった物を近所のスーパーで購入。

 

もちろん中国産であります。

 

国産はほんと高いよ・・・。

 

我々庶民は中国産で十分。

 

ちなみにちーちゃんは私の姪っ子です。

 

 

 さてこの美味しいウナギですが 、

私は高校1年生の夏休みに日雇いでウナギを袋に入れるアルバイをした経験があります。ウナギをひたすら袋に詰めていくのです。

 

日給で8000円位でしたでしょうか?アルバイトは初体験です。

明確に言うと生きたウナギを職人さんが捌き、身と骨と内臓に分けて詰め込む作業です。

 

ええそうです。

 

恐ろしく地味です。

 

 

きっかけは当時、私の友人に「いいバイトがあるからやらないか?」と誘われた事です。

 

私:「どんなバイト?」と聞き返すと、

友人:「内容は良く分かんないけど日給もいいしクールだよ」

私:「クール?

 

「Coolか・・・」 

 

当時高1だった私は好きなアニメの影響等もあり「Cool」という言葉にひかれました。

 

熱くなるなよ、Coolに行こうぜ」

みたいな

 

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話が違う。

 

 

地味な割りに重労働。作業中に腰が痛くなり、腕は筋肉痛、手袋と前かけはしていましたが、全身が鰻まみれ・・・

 

もとい鰻の匂いまみれ、喉も渇きお腹も空きます。

 

冷房は恐ろしい位ガンガンに効いてました。まさに「Cool!」。

まあ食品を扱うのだから当たり前ですか・・・

 

 早朝から作業を始め、お腹はペコペコ。ようやく出された昼食はカレーでした。

 

「うまい!」

 

私はその時食べたカレーの旨さは忘れる事ができません。

 

職場の人:「おかわりもあるからいくらでも食えよ

 

・・・そうか、これが働いた後の飯の旨さなのだな

 

「うまい、本当に美味い」

「一体どのような味付けなのだろうか?」

「知りたい」

 

感動した私はあまりの旨さに、

 

「どのように作ったのか?」

 

「かくし味をいれているのか?」

 

と興味を持ち 職場の人に聞いた気がします。覚えてはいませんが・・・たぶん。

 

カレーが入った大きな鍋の横にバーモントカレー(中辛)の箱が山積みになっていましたが、これもまた良き思い出。

 

友人と二人で何杯もおかわりをしました。

 

この事がきっかけで私の【フードコーディネーター】の意識が覚醒したのかもしれません・・・ウソです。

 

労働を終え8000円を握りしめ、家に帰宅した私を母が待っていました。

 

疲れた私をねぎらい、温かく出迎えてくれましたのです。

 

何せ初めての労働でしたので

 

母「大変だったでしょう」「良く頑張ったね」

 

お母さんごめんなさい、完全に私利私欲です

 

母が用意してくれた夕食はカレーでしたが、これもまた良き思い出です。

 

 

おわり

 

今日の料理

【漬けマグロの山葵マヨ和え】

 

用意する物

マグロ100g(キハダ鮪の赤身とか切り落としの部位で良い)

わさび(チューブで良い)

濃口醤油

マヨネーズ(市販の物で良い)

もみのり

味の素

刻みねぎ

 

【作り方】

➀まずはマグロをカットします。

濃口醤油50㏄、マヨネーズ大さじ1、味の素少々を混ぜ合わせ、マグロを漬け込む

※漬けると言っても30分程。よく混ぜてから冷蔵庫で放置します。

ポイントは漬け地の作り方、醤油にマヨネーズを混ぜるのではなく、マヨネーズに醤油を少しずつ混ぜていくと、分離しない。

③山葵を混ぜてのりとネギを散らし盛り付け完成。

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山葵は盛り付ける直前に和える。

ワサビの成分は揮発性なので、水に溶けやすく消えてしまうので最後に加える。

キリッと冷えた冷酒と合わせると最高です。

 

今日も最後まで付き合って頂きありがとうございます。

 

Makimikanでした。