地元の名所を語らせて下さい。
私は温泉が好きで、大分の別府や島根の玉造温泉。山口県の萩や神戸の有馬温泉等にも行きましたが、地元の道後温泉にも良く行きます。
愛媛県松山市は温泉の町でもあり、日本三古湯の一つとも言われる道後温泉は、案外町中の身近な場所にあるんです。
風情と情緒に溢れ、モダンかつクラシックな街。
そこで今回は、私が実際に宿泊した事のある道後温泉の宿を、地元の人間から見た目線で評価しつつ紹介したいと思います。
【道後温泉のお宿を紹介】
【道後温泉本館】
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルの一つとも言われる道後温泉本館。
まあ、宿では無いので宿泊する事は出来ませんが、この本館を中心に旅館やホテルが立ち並びます。4つの入浴コースから選択する事が出来て、夏目漱石ゆかりの「坊ちゃんの間」と展示室の見学が可能。道後温泉の情緒を体感できるのでオススメ。
※ あくまで宿泊施設では無いので間違いの無い様お願い致します。
【道後館】
道後の高台に位置するお宿。
故「黒川紀章」氏の設計という事で知られています。
予算的には一泊二日食事付きのプランで平日25000円~30000円位でしょうか?
窓から見える松山城や街並みは素晴らしいものがあります。
建物自体は和風モダンなホテルのような感じですが、館内や客室は純和風旅館の佇まい。ロビーには小さな滝もあり、温泉へと続く小道には小さな川も流れていたと思います。(すみません、宿泊したのが4年位前だったのですが、そう記憶しております)
温泉はもちろん広々とした大浴場があり、岩風呂や寝湯もあります。庭に露天風呂もありますが少し狭かったような気がします。泉質はアルカリ性単純泉でかけ流しではありません。アメニティは一通り揃っており、タオルやバスタオルも使い放題です。
お料理は夕食に関しては、凄く良かったと思います。温泉旅館、それも大型の旅館ではどうしてもパターン化されてしまいがちですが、季節感もあり、バランスも取れていた事。愛媛の郷土料理を取り入れていた事。私は特に瀬戸内のアワビの質と大きさ、調理法に大変感心した記憶があります。
朝食も良かったのですが、ご飯が今一つ。白ご飯か五穀米を選べるので、五穀米を選択しました。しかし、この中の(ハッキリとは覚えていませんが、白米、黒米、ひえ、あわ、押し麦の5種だったと思います)黒米と押し麦が固く、食べられませんでしたので白ご飯に交換して貰いました。
サービス面もきめ細かく、総合的には地元民ながらオススメできる旅館です。
【道後夢蔵 旅庵浪六】
道後温泉本館まで歩いて1分。窓からは本館が良く見えます。周りに大型の旅館が多い為にこじんまりとした感じではありますが、黒で統一した外観はシックで大人びた印象。
館内も高級感があり、雰囲気も良いのですが大浴場が無いのがどうも気にかかりました。目の前に本館もあるし、各部屋には小さな半露天風呂も付いてはいるのですが・・・
どちらかと言えば料理旅館のイメージですね。
窓からは、道後温泉本館が見えます。泉質はアルカリ性単純泉で本館と同じくかけ流し。各部屋に無料のドリンクが備えられています。
また、アメニティ等は高級今治タオル等、地元の特色を活かした物を取り揃えアピールしている感じ。
お料理は全て品良く盛り付けられており、一つずつの器に関しても温泉旅館の料理とは一線を画する内容。
他の大型旅館での提供は少し難しいかと思われます。
宿泊料金は一泊二日で平日27000~40000位でしょうか?
少し値は張りますが、カップルや女性客には受けが良い印象。
サービス面のクオリティも高いと思います。
最後に【道後 宝荘ホテル】
古いホテルですが、なんとなくバブル的な大型旅館で外装も館内もレトロ感満載。
こういうの好き。
入口には足湯があり、お出迎えのみかんジュースが飲み放題です。館内には卓球やカラオケ等の「THE旅館」適な施設もあります。
温泉も地下、3階、最上階と3種類。3階の温泉からは松山城と松山市内が一望出来ます。
そして、最上階の露天風呂。離れた所に展望足湯もありますが、最上階は洗い場が無い為に温泉に浸かる事しか出来ません。
景観は本当に最高ですよ!
お料理はボリューム満点で結構美味しい。
季節感等は全く無く、内容は毎回ほぼ同じ。写真と違い、盛り付けも酷いですが宿泊料は平日10500円~というコスパを考えれば十分かなと思えます。サービスはアットホーム的な感じ。
・・・唯、最後のデザートは頂けない。
変な赤いゼリー?(寒天で固めたような・・・)みたいな物が毎回出てきますし、上に乗せられた市販のホイップクリームも訳が分からないです(私は5回行って5回ともこれだった)あれを出す位なら果物を増やして欲しい。
が・・・とにかく温泉は最高なのでオススメです。
・・・如何でしたでしょうか?
とりあえず、道後温泉本館を含めて紹介させて頂きましたが、
他にも魅力的なお宿はたくさんあるので、少しづつ紹介して行ければと思います。
Makimikanでした。